はじめての気象データ処理

このブログでは、気象を学ぶ方でも超初心者を対象として気象データ解析のための基礎基本を解説します。主にFORTRAN、Python、GMT、GrADSのTipsをご紹介します。

いい感じの風分布図の書き方

こんにちは。おこめまんです。

 

今回は

「地上風分布・風鉛直断面を風矢印を用いて書きたい。」

と思います。

GMTを使用し、grdvectorで矢印を書きます。

 

風を矢印で書く場合、風速が弱い場合、「陥没」する場合があります。

見栄えが悪いので、凹まないようにしましょう。

 

①すべての矢印の長さをそろえてしまう。

-Qオプションと-Sオプションで調整します。

 

-Q<arrowwidth>/<headlength>/<headwidth> と-S<矢印の長さ>

 -Sオプションで矢印の長さを指定すると、図に描画される矢印の長さはすべて同じになります。

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②すべての矢印の長さと大きさを変えつつうまく描く。

こちらも-Qオプションと-Sオプションで調整します。

 

-Q<arrowwidth>/<headlength>/<headwidth>n<headlength>と-S<矢印の長さ>

 -Qオプションで矢印の形を指定するのと同時に、nをくっつけて、最小の長さを指定します。n<ココ!>の数字をheadlengthと同じ値にすることによって、凹むことはなくなります。※-Sオプションを付けることが必須です。

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以上、ご参考ください。